犬と猫が一緒に楽しめるように飼い主として出来ること
最近私の周りでは、犬と猫を一緒に飼う人が増えてきました。猫と言えばフラ~っと気ままに散歩に出かけてお腹が空いたら帰ってくるというイメージが強いですが、人懐こくて遊びたがりの犬と同居させて上手くいくのだろうか?と不思議に思います。
しかし上手くいっているお宅では、飼い主さんが犬と猫の特性を考慮して遊んでいるようです。
犬と猫の特性や本能って?
犬はたとえ寝ていても飼い主さんが誘えば遊びだしますが、猫は自分が遊びたい時だけ遊ぶというマイペースな面があります。また犬は飼い主さんの言うことを聞くのでおやつや褒めることでしつけができますが、猫はそう単純ではなさそうです。
もともと両方とも野生動物だったので、狩猟本能があるという点では共通しています。しかし本能をむき出しにする遊び方では、犬は興奮して噛んでしまったり、猫は鋭い爪で引っ掻いてしまったり…遊びが本気になりケガをしてしまう場合があります。
飼い主が遊びのルールを決める
両方が満足して楽しく遊べるように、飼い主さんがしっかりと遊びの主導権を握ります。
例えば遊ぶタイミングは猫に合わせます。猫が飼い主さんと遊びたそうに近付いてきたら、お気に入りのおもちゃで遊んであげます。きっと犬はそれを見て近付いてくるでしょうが、猫と遊んでいる時は「待て」の指示を出して我慢させておきます。犬は猫と違って飼い主さんの言う事が聞けるので、しつけの一環として待たせましょう。しかしある程度待つことができたら必ずおやつをあげたり声を掛けて褒めたりしてください。
猫が飽きてきたら、今度は犬と遊びます。ただしボール投げだと猫の狩猟本能が働いて一緒になって追いかける可能性もあるので、犬とは引っ張り合いで遊ぶようにします。
両方にメリットがある遊びが理想的
この遊び方の場合、犬にとっては「待て」をしたことでご褒美のおやつがもらえたり、おもちゃで遊んでもらえるというメリットがあり、猫にとっては自分のペースで遊ぶことができるというメリットがあります。
犬はトレーニングを兼ねて遊び、猫は遊びながらしつけをするというルールがポイントになります。
犬と猫が仲良く暮らすためには飼い主さんが両方について理解すべし!
人間の場合は性格が全く正反対の兄弟でも仲良くなります。動物の場合もそれと同じで、全く違う性質を持った犬と猫でも、時には兄弟のように仲良くなることもできます。
違う種類の動物同士が仲良くしている姿を見ると、なんとも平和な気分になりますよね。犬と猫は飼い主次第で非常に良い関係を築くことができるでしょう。