しっぽを振るのは嬉しいだけじゃない!振り方でわかる様々な感情表現
犬がしっぽを振っている時は嬉しい時だというのは、もはや飼っていない人でも知っているくらいの一般常識ですよね。
ウチの犬は生まれた時に断尾しているので、短いしっぽをこれでもかというくらい、時には腰から下全体を振り回していますが、ほとんどが嬉しい時だと思っていました。
どうやら犬は嬉しい時以外にもしっぽを振るという仕草を見せるようです。しかもしっぽを振る方向で感情が違うとか?!
右に振るのは好意、左に振るのは不安
イタリアの研究チームが30頭の犬で実験をしたところ、好きな人を見た時ほど右寄りに大きくしっぽを振るという結果が出ました。ちなみに知らない人では小さく右寄りに振り、猫ではかなり小さく右寄りで数回振り、なんとシェパードなどの怖そうな犬を見た時は左寄りに振ったそうです。
人間のように右脳と左脳を使い分けている?
私たち人間界では直感的で想像力に優れている人は右脳が発達している左利きの人が多く、論理的で判断力がある一般的な人は左脳が発達している右利きが多いと言われているように、脳の動きが逆半身に表れます。
実は犬の場合も同じようで、左脳が動けばポジティブな感情が、右脳が動けばネガティブな感情がしっぽに表れてどちらかに動くとのことです。しっぽだけではなく、好きな犬には顔を右に向け、嫌いな犬には左に向けるという研究結果もあるようです。
左右だけではなく振る大きさでも感情が違う
これはなんとなく気が付いていましたが、ぶんぶんと大きく振るのは最高に嬉しい時です。しっぽが短いと振り過ぎてクルクル回ってしまうことがありますが、やはり大好きな人を見つけた時はそうなります。
会うのは初めてだけど遊んでくれそうな人や他の動物に対しては、警戒心を持っているので振り方も小さくなります。そもそも攻撃的な性格の犬の場合は、もしかしたら飼い主さん以外は右に振らないのかもしれませんね。
しっぽを見れば本当の気持ちがわかる!
言われてみれば…ウチの犬を見ると恐ろしいくらい吠えまくるワンちゃんがいて、その子を見ると避けようとします。しかし曲がり角で会ってしまった時にその子の顔を見ながらしっぽを振っていたので「嫌いじゃないのかな?」と思った覚えがあります。左向きに振っているのかどうか今度確かめてみないと!しっぽを振る方向や大きさで自分が愛犬にどう思われているのかがわかるとなれば、家族に対する反応を見ればそれぞれのことをどう思っているのかがわかりますよね。
でも私に対して一番大きく右に振ってくれないとショックかも…