太り過ぎの猫ちゃんのためのダイエット方法!
歩いている時にお腹が地面についてしまっている猫ちゃんを見かけることがあります。重そうにノタノタと歩く姿はなんとなく微笑ましいですが、猫にとって肥満は百害あって一利なしです。もしお宅の猫ちゃんが肥満気味であれば、今日からダイエットを始めて下さい。
肥満による悪影響とは?
猫の身体も人間と同じように、肥満によって心臓や血管に負担がかかり、高血圧や心不全など循環器系の病気になるリスクが増えます。
またホルモンに対する反応能力が低下して糖尿病になる傾向も高まります。
さらに皮下脂肪が増えると皮膚に栄養を送る血管にも負担がかかり、皮膚が弱くなって皮膚病になりやすくなったり、傷の治りが遅くなったりします。
関節への負担も大きくなり歩くのが億劫になってしまうので、ますます肥満が進むという負のスパイラルにハマってしまうのも厄介ですね。
猫に効果的なダイエット方法:食事療法
食事の量を減らすとストレスになってしまうかもしれないので、フードの質を変えるのが良い方法です。
最近のキャットフードは非常に種類が豊富ですが、ダイエット効果が期待できるのは低脂肪で繊維質が豊富なフードです。またプレミアムフードと言って減量するための療法食も販売されています。
フードを切り替える時はいきなり新しいフードに切り替えるのではなく、それまで食べていたフードに30%ほど混ぜて2,3日は下痢や便秘をしないか様子を見ましょう。問題無かったら次は60%に増やし2,3日様子を見て、全て切り替えるまでに1週間ほどかけましょう。
食いしん坊な猫の場合は一気にフードを食べてしまいますが、人間と同じくよく噛んで食べることがダイエットにつながります。少しずつ与えるように工夫してあげるのもダイエットに効果的です。
猫に効果的なダイエット方法:運動療法
運動するのもダイエットには効果的です。放っておけば何もしない猫を遊びに誘って、活動的な生活を心がけます。
ダイエットに効果があるのは上下運動なので、キャットツリーなどの高い所から猫じゃらしを使って誘って下に降ろしたり、階段がある場合はお気に入りのボールなどを上から落として追いかけさせるのも良いでしょう。
猫は長い時間動き続けることを嫌うので、15分程度の運動を1日に2,3回行った方が飽きずに続けることができます。
ただし高齢の猫や関節が弱い、循環器系に異常があるといった症状が見られる場合は、無理に運動するのはおすすめできないのでじゃれ合う程度にしておきます。
猫と二人三脚でダイエットを成功させよう!
我が子のようにかわいい愛猫には長生きしてもらわないと困ります。美味しいご飯を沢山食べさせてあげたい気持ちはもちろんですが、身体に悪影響を与えるようでは元も子もありません。
飼い主がしっかり健康管理をしてずっと元気でいてもらいましょう!