よく鳴く猫とあまり鳴かない猫がいるのは何故?
私の友人宅にいる猫は夜泣きをするそうです。普段はあまり鳴かない、というか私はその猫ちゃんの鳴き声を聞いたことがありません。しかし夜になると鳴くらしいので、赤ちゃんの夜泣きみたいなものなの?と話していました。
よく考えてみれば、犬に比べて猫は声を発する機会が少ないと思いませんか?家の中で飼っていてもいるのかいないのかわからないほど静かな猫もいますよね。
猫が鳴くのには理由がある
人間に飼われていない猫は鳴くことで敵に襲われる可能性があるので、親猫から「鳴かないように!」と教育されるそうです。家の中で人間に飼われている猫は親猫から教育を受けることがないので、何かを訴える時に鳴くと思われます。
お腹が空いた時を始め、甘えたい時や助けて欲しい時、また警戒している時には鳴いて飼い主に気付いてもらおうとします。
猫は無駄鳴きしない!
犬には「無駄吠え」がありますが、猫は意味もなく鳴くことはめったにありません。そもそも猫は賢い動物で人間の行動を把握しているので「鳴けばご飯をくれる」「鳴けば遊んでくれる」ということを完全にわかったうえで鳴きます。
特に自分にとって都合の良い事に関しては非常に学習能力が高く、反対に都合の悪いことに関しては忘れたふりをするという高度な技を使う猫ちゃんもいます。
夜泣きをするのは何故か?
猫は夜行性の動物なので、本能的な活動時間は夜中になります。ペットとして人間に飼われても本能に逆らうことができない場合は、活動時間である夜に何かを求めて鳴くのが普通と言えます。
飼い主さんと1対1で常にベッタリの関係だったり、多頭飼いの猫は夜泣きをすることは少ないそうです。相性が良い相手と密な関係を築くことで、生活パターンを合わせるようになり本能である夜行性の部分も薄れていくのでしょう。
ちなみに前出の友人宅では夜寝る前に猫とたっぷり遊んで、ご飯のお皿にフードを置いて寝るようにしたら夜泣きが治まってきたらしいです。夜中は一人で暇だから遊んで欲しかったのかもしれませんね。
機嫌の良し悪しで鳴き方が違う!
人間でも機嫌が良い時と悪い時で声のトーンに変化がありますが、猫も同じです。機嫌が良い時は鳴き声が短く声のトーンが低くなり、喉もゴロゴロと慣らすことがあります。反対に機嫌が悪い時は極端に高い声を出したり、一定音が長く続いたり、唸るような低い声を出す場合もあります。
猫の鳴き声からは猫の気持ちがわかる!
猫と一緒に暮らすなら、出来る限り猫の気持ちをわかってあげるともっと絆が深くなります。猫は人間で言うと3,4歳くらいの子供の知能と一緒くらいと言われています。鳴かない猫も鳴く猫もそれなりに色々と考えているので、よく観察して気持ちを察してあげるとより可愛く思えてくるかもしれませんね。